情報交換や理解が深められたシンポジウムに
第19回鎌倉バリアフリーシンポジウムが2023年12月16日土曜日に開かれました。今回のシンポジウムは、新型コロナウィルス感染症の状況や社会状況を踏まえ、2019年以来の対面形式による公開シンポジウムとなり、会場となった鎌倉生涯学習センターは、多くの来場者の皆様にご来場をいただきました。
今回の主題は「バリアフリートイレとその案内標識」です。第一講演は鎌倉バリアフリー研究会の主題に関する一年間の研究成果を発表しました。
次に、神奈川大学工学部社会行動科学研究室(久宗周二教授)の学生による、バリアフリーやユニバサーサルデザインに関係した研究発表が行われました。発表については多くの来場者の皆さんが耳を傾け、質問を多数出ました。
最後はシンポジウムでは恒例となったグループ協議が行われました。付箋や模造紙に主題にしたがった議論が活発に展開しました。
こちらも恒例となった好事例の写真投票会です。案内標識とトイレに関する写真投票は休憩時間内に行われ、好事例だと思った写真に付箋を貼っていきました。
<結果>
No17 長谷寺入口のバリアフリートイレ案内表示 13票
No10 大船駅東口の案内標識とバリアフリートイレの案内表示 9票
No02 バリアフリートイレの案内板 7票
結果を見ると分かりやすい案内表示や標識の重要性に改めて気付かされます。
今回のシンポジウムは先にも述べた通り、対面公開のシンポジウムでしたが、人と人とがバリアフリーやユニバーサルデザインという課題を通じて、情報交換や問題意識を深める良さを改めて、考えさせられました。次回は節目の20回となりますが、今回のシンポジウムの結果を踏まえて、さらによりよいものにしていきたく思います。
鎌倉が、誰にとってもよりよい街で有り続けられるよう、バリアフリーを切り口に今後も活動を続けて参ります。