写真投票結果
また掲載したすべての写真に万遍なく投票がありました。ここから注目できることは投票がひろく分かれていて、車いす利用者などが実際に困難に直面する段差や凹凸などの解消への努力に関心が集まっていることです。
つまり、写真展に参加して投票された方々は住宅地などいつも見ている風景のなかに隠れている段差解消への努力を評価しているのだろうと思います。それは有名な寺社仏閣であっても、またそうではないありふれた街場の取り組みであっても平らな通路は一般人が既に共有した重要な生活の知恵なのだと思います。
鎌倉バリアフリー研究会は、これからも街場のありふれた取り組みを大事にしながら、観光地としても生活の場としても行き来しやすい鎌倉の街づくりに皆さんと力を合わせて励んで行きます。これからもよろしくご協力をお願いします。
第18回鎌倉バリアフリーシンポジウムは、今回の「段差解消」に引き続き、当研究会の3大テーマ:(1)段差解消、(2)案内標識、(3)公共トイレの2つ目である「案内標識」を議論します。皆さんからご提言・こんな面白い事例があるよという情報提供、或いは改善して欲しい事例を示して頂ければ幸いです。
尚、第17回シンポジウム写真展で小町通りを紹介した写真は2004年7月時点の撮影ですが、18年後の現在、すでにより良い改善がなされている旨のご指摘を参加者から受けました。写真展ではマンホールなど路面の構造物が段差なく整備されている良好事例として示したのですが、ご指摘は電柱の地下化でさらなる改善がなされた日進月歩の好事例かと思います。投票行動に影響を及ぼす観点から、今回のご報告では、期間中の写真差し替えは控えることといたしました。貴重なご意見を賜りありがとうございました。