11月30日(土)に、鎌倉生涯学習センターで
鎌倉バリアフリーシンポジウムが開催されました。
今回は鎌倉のみちについて段差をキーワードに講演や発表が行われ、
市民の皆さんをはじめとした多くの皆さんにご来場いただきました。

今回のシンポジウムは、後援いただきました鎌倉市、鎌倉バリアフリー研究会、
湘南地域の観光バリアフリーに関する活動している湘南バリアフリーツアーセンターのほか、
毎年恒例となった神奈川大学の学生による研究発表など多彩な講演発表が行われました。

また、こちらも恒例となりました写真投票が行われ、休憩時間に良いと思った写真三点に
投票をしていただきました。

講演や研究成果を聞くと、鎌倉のバリアフリーは段差に関してだけでみると
第1回から20年を経た現在よりもさらに良い方向に進んでいる一方で、
様々な課題も生じていることもわかりました。

また、バリアフリーを福祉という観点だけでみるのではなく、経済や社会活動という
視点でみる重要性も話題にあがりました。
実際に、各地域の事例から、バリアフリー化がお店や宿泊施設の客単価や売上向上に
良い意味で影響を及ぼしているという話も紹介されました。
高齢化社会との関係も含めて、バリアフリーを推し進めることの意義を共有できたと
思います。

今回で20回目を迎えたシンポジウムですが、バリアフリーの実行で新たな課題や視点が
生じることは当然のことと思います。そこから、課題を整理しさらにより良くすることが
大切です。鎌倉バリアフリー研究会は、鎌倉のバリアフリーのために引き続き取り組んで
参ります。

Categories:

Tags:

Comments are closed